仕事の椅子

高品質なオフィスチェア10選とその特長

オフィスチェアの評価ポイントには機能性デザイン性の両面があり、高品質な製品では機能性を追求したものが主流となっています。機能性の面からオフィスチェアを選ぶ場合に忘れてならないことは、腰掛けたときの姿勢の違いから後傾タイプ前傾タイプがある点です。デスクワークのときの着座姿勢は、かつては机上に顔を近づける前傾姿勢が普通でしたが、現在ではパソコンによる作業が中心となっているため、後傾姿勢が一般的です。ここでは後傾タイプのオフィスチェアを中心に、デザイン性にも優れた製品を紹介しましょう。

高品質なオフィスチェア10選

  1. Acuity by Allsteel (後傾タイプ)

    Acuity by Allsteel

    Allsteel (オールスチール)は、アメリカのオフィス家具・インテリアの老舗メーカー。そのオフィスチェアのハイエンドモデルが Acuity (アキューティ)です。シンプルでエレガントなデザインはイタリアのデザイン会社が担当。本体はアルミダイキャスト製で、レザー(本革)の座面・背もたれ・肘掛けが高級感を醸し出しています。また、背もたれのレザーカバーを外せば、メッシュの背もたれになります。
    座面の昇降・スライド調節、背もたれリクライニングのテンション調節、肘掛けの前後左右スライド調節と高さ・角度調節など、細かな調節機能を簡単かつ直感的に操作することができます。また、調節範囲が広く、座る人の体形を選びません。
    ・参考価格 ホワイト 133,841円 / ブラック 145,387円 (税込) @Amazon

  2. Embody Chairs by Herman Miller

  3. Embody Chairs by Herman Miller (後傾タイプ)

    Embody Chairs (エンボディチェア)は、アメリカを代表する家具・インテリアの老舗メーカー Herman Miller (ハーマン・ミラー)の革新的な最新オフィスチェアです。座面と背もたれの中は、たくさんの体を支える小さなパーツが整然と配列され(ピクセル構造)、「点で支えるベッド」のように体重の負荷を分散します。しかも、写真のように背もたれはフレームのない背面構造をしていて柔軟性があり、幅も狭いので体をひねることも腕や肩を動かすことも自由に行えます。また、背骨の形状に合わせて背もたれのカーブを調整することもできます。長時間座り続けても血行不良を起こしにくい構造です。 
    ・参考価格 バランス 212,760円 / リズム 183,600円 (税込) @HermanMiller Store
     ※バランス、リズムはファブリック素材の名称です。

  4. Gesture by Steelcase (後傾タイプ)

    Gesture Wrapped back by Steelcase

    Steelcase (スチールケース)もアメリカのオフィス家具・インテリアの老舗メーカーです。6大陸2,000人以上を対象とした調査にて、PCやモバイル端末を多彩な姿勢で扱っていることに着目し、多種多様なワーキングスタイルにフレキシブルに対応できるオフィスチェアとして Gesture (ジェスチャー)が開発されました。
    背もたれは、体の動きに応じて座面とシンクロして動き、腰をしっかりとサポートします。本体とクッションとの間には腰当てがあり、好きな高さでセットできます。また、座面の昇降・スライドやリクライニングの調節が速やかにできるよう操作レバーが1箇所に集約され、肘掛けは高さや開きの調節だけでなく、体の前に持ってくることもできます。
    ・参考価格 シェルバック 150,501円 (税込) @Amazon

  5. Celle Chairs by Herman Miller

  6. Celle Chairs by Herman Miller (後傾タイプ)

    Celle Chairs (セラチェア)の座面と背もたれは、1350個のセルと呼ばれる小さな円形のパッドで構成されています。隣り合うセル同士はゴム状のループで相互に連結され、腰掛けている人の姿勢の変化に反応して、体の各部位に適切にフィットし、サポートするように設計されています。このセル構造は「セルラーサスペンション」として特許を取得し、セラチェアは北米最大の国際家具見本市 NeoCon でベスト・オブ・ネオコン 2005 のイノベーション・アワード(革新賞)を獲得しました。
    ・参考価格 95,200円 (税込) @Amazon

  7. Think by Steelcase

  8. Think by Steelcase (後傾タイプ)

    Think (シンク)は、ミシガン州立大学ほか3大学との共同研究をベースとし、人間工学に基づいて開発されたオフィスチェアです。エルゴノミックデザイン(人間工学的デザイン)の製品というと奇抜な形状のものをイメージしますが、Thinkのデザインはとてもシンプルで知的な雰囲気の美しさがあります。各種機能の操作性もシンプルで、直感的に扱えます。また、座面と連動する背もたれのリクライニングは回転レバーで4段階に設定でき、背もたれの応力も各段階で最適な強さに調節されます。
    ・参考価格 90,609円 (税込) @Offinet

  9. Contessa by Okamura

  10. Contessa by オカムラ (後傾タイプ)

    Contessa (コンテッサ)は、イタリアの著名なインダストリアルデザイナーであるジウジアーロのデザイン作品です。伯爵夫人という意味の名前のとおり、気品のある美しいデザインのオフィスチェアです。2004年の製品ですが、現在でもデザイン性の高さでは群を抜いています。透明感のあるメッシュやエルゴノミックデザインの機能性の点でも申し分ありません。また、カラーバリエーションの豊富なことも魅力のひとつです。
    ・参考価格 スタンダードタイプ 136,336円 (税込) @Amazon

  11. Baron by Okamura

  12. Baron by オカムラ (後傾タイプ)

    Baron (バロン)は、Contessa の2年後、2006年のジウジアーロデザインによるオフィスチェアです。デザインのバランスの良さでは Contessa のほうが優れています。しかし、気品ある美しさは継承しています。機能面では、リクライニングや座面の調節などでは Contessa と大差ありませんが、Contessa に装備されていたランバーサポート(腰当て)がなくなっています。しかし、肘掛けは内側へ60度回転させることができ、タブレットやスマホを使うときに便利です。
    ・参考価格 ハイバック 92,365円 (税込) @Amazon

  13. giroflex313 by Giroflex

  14. giroflex313 by Giroflex (後傾タイプ)

    Giroflex (ジロフレックス)は、1872年創業のスイスのオフィス家具メーカーです。1930年に世界初のキャスター付き回転椅子を発売し、1960年代からすでにエルゴノミクスデザインに取り組んでいる先進メーカーです。giroflex313 は、2015年に発売されたオフィスチェアの最新作。腰掛けた人の体重に応じてリクライニングのテンションを自動調節する体重感知メカニズムなど先進機能を搭載し、体格に関わらず快適な座りを実現します。細かな調節を必要としない点やすっきりとした洗練のデザインが魅力です。
    ・参考価格 肘付き 131,000円 (税別) @2016PLUSカタログ

  15. giroflex33 by Giroflex+PLUS

  16. giroflex33 by Giroflex (後傾タイプ)

    giroflex33 は、1995年にグッドデザイン賞を獲得したエルゴノミクスデザインのオフィスチェアです。2012年に日本での販売が終了しましたが、新たに Giroflex の日本総輸入代理店となったプラスによって、2013年から日本人の体格に合わせた仕様の復刻版として販売が開始されました。以前は隠されていたスプリングなどの機構を露出させて機能的デザインを強調しながら、布張りだったローバックを本革張りのハイバックとして高級感を出しています。繊細なスチール製のフレームがシンプルな美しさを感じさせる名品です。
    ・参考価格 ブラック/ライトブラウン 145,800円 (税込) @Amazon

  17. Spina by イトーキ (後傾タイプ)

    Spina by Itoki

    Spina (スピーナ)は、座面と背もたれが姿勢の変化に従って動くので、調整の必要がありません。腰掛けると座面が沈み込みながら後方にスライドする、パッシブスライドシート機構。同時に背もたれの腰部が前方にせり出す、アクティブランバーサポート機構。それにより、浅掛けの後傾姿勢のときも、深掛けの前傾姿勢のときも、腰をしっかりサポートします。座面・背もたれの表面素材は、レザー(ブラック)・エラストマー(ゴム状樹脂、ブラック/スモークグレー)・クロス(ポリエステル、全8色)の3種類から選べます。
    ・参考価格 クロスタイプ 72,942円~85,751円 (税込) @Amazon



isuken

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憧れの椅子は、ハーマン・ミラーのイームズ・アルミナムグループチェア。黒い椅子で個人的にほしいと思った唯一の椅子です。ちなみに嫌いな椅子は、今座っている椅子です。

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